2015年1月13日火曜日

★告知★第12回こえシネマ


震災後に東京から岩手県へ移り住み、その地に住む人びとや町の日常を記録し続けている小森はるかさん。

今回の映像に登場するのは、種苗店を営む男性と、災害FMのパーソナリティーを務める女性です。ラジオに出演し食事の準備をし、苗へ水をやる。それぞれに日々の暮らしを刻み続ける2人。
その反復するリズムに触れたときに気付く、震災前その地に流れる時間があったこと、それが失われてしまったことの重さ。それは見る者を揺さぶります。

当日は、小森さんを囲んで、映像を見ながら来場者同士で感想などを自由に語り合います。

◆開催日時・会場・お問い合わせ◆
2015年2月21日[土]15:00~17:00
せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
参加無料 ( 申込不要 )

直接会場へお越しください。
お問い合わせ先:こえシネマ

◆上映作品◆
息の跡
監督:小森はるか
撮影地:岩手県陸前高田市
撮影年:2013-2014年
作品時間:約120分(こえシネマ内での上映時間は30分程度を予定)

この町に住む人達は、津波によって失ったものと残されたものとを結ぶ痕跡を、風景や記憶の中に見つける。それを自身の方法で伝え残そうとする人達がいる。私は彼らの日常を撮りためた記録を用いて、この町の記憶をとどめておくための映画をつくりたいと思う。

◆ゲスト◆
小森はるかさん
1989年静岡県生まれ。映画美学校修了。東京藝術大学大学院在籍。映画、映像作品を制作。2012年より、大学時代からの友人である瀬尾夏美と共に岩手県陸前高田市に拠点を移す。現在は地元に住む人々や町の日常を記録し、ドキュメンタリー映画を制作している。


『息の跡』の全編は、2月21日(土)13時~15時にせんだいメディアテーク7Fスタジオシアターにて無料上映を予定しています。