2014年2月12日水曜日

★告知★第9回こえシネマ



東北に暮らす人々と、日本国外に暮らす人々、それぞれの場所で震災と関わる人たちの言葉と風景を記録している「3がつ11にちをわすれないためにセンター」参加者のyako KIMURAさんをお招きし、これまでの記録映像や、現在記録中の映像などを上映します。また、記録者の活動の様子を伺いながら、来場者同士で映像の感想など自由に話し合います。

◆ゲスト:yako KIMURAさん◆
仙台市出身。1996年演劇留学のため渡仏。運動力学、ボディマインド・センターリング、フェルダンクライスなどの考え方を基盤にした基礎身体トレーニングについて学び、ジャック・ルコック国際演劇学校付属研究所(L.E.M)にて、2年間の舞台空間研究課程を修了した後、99年より舞台美術と空間演出の視点からも創作に関わる。現在はサンディエゴ(USA)にて空間演出、小学校でのアートプロジェクト等を行う一方、東日本大震災後は「社会空間に起こる動き」をテーマに模索、活動中。
 
◆開催日時・会場・お問い合わせ◆
2014年3 月9日[日]14:00~16:30
せんだいメディアテーク7F プロジェクトルーム
参加無料 ( 申込不要 )
直接会場へお越しください。
定員:20 名(いす席)
 
お問い合わせ先:こえシネマ
メール koecinema@gmail.com
 
 
★「としょかん・メディアテークフェスティバル -対話の可能性-」においてyako KIMURAさんの映像を7F スタジオシアターにて上映予定です。

2月 28日[金]16:20~「 intéressée -アンテレッセ-」82分
撮影地:岩手県/宮城県/アメリカ サンディエゴなど

3月1日[土]18:30~「 Tango Karamarito(試作版)」70分
撮影地:アメリカ サンディエゴ/フランス パリなど
 
せんだいメディアテーク「3 がつ11にちをわすれないためにセンター」サイト→ http://recorder311.smt.jp/

こえシネマ第8回開催しました

2014年1月25日(土)、ゲストに岩崎孝正さんをお迎えしてのこえシネマを開催しました。

今回は、福島県新地町に伝わる福田十二神楽の記録と、浪江町や南相馬の町並み、沿岸部の風景を記録した二本の映像を上映しました。

岩崎さんは福島県で記録活動をしているとのことで、今回はテーブルに地図を用意して、参加者全員で地図を見て場所を確認しながらのトークとなりました。

福田十二神楽の記録は、神楽に参加する子どもたちの真剣な表情や、宮司さんによる解説が丁寧に記録されており、100年ほど人から人に伝える形で神楽がずっと続いていることが新鮮な驚きとして見る側に伝わってきました。

これまでのこえシネマの中で、「震災の記録を後世に伝えるには、どうするのがよりよい方法なのか」という話はよく出てきましたが、「伝えて残していく」という点を、神楽の伝統が連綿と続いていることに重ねて見ると、福田十二神楽は一つの理想的な形なのではと感じられました。

岩崎さんは福島県相馬市に住み、今後も地元の記録などを撮り続けるとの事だったので、仙台ではなかなか知る機会の少ない福島の復興のことなど、また見る機会を作れたらと思います。
 
岩崎さんには遠くから参加いただき、ありがとうございました。