2013年2月22日金曜日

こえシネマ第3回 レポート(前編)

2012年12月22日(土)こえシネマ第3回を開催しました。
(上映作品などくわしくはこちら。)

この日は、第一部のテーマを「その日から当事者になった」、第二部のテーマを「感情は誘われるⅡ」として、二部構成の上映会となりました。

このブログでは、当日のレポートを前後編に分けてアップしていきたいと思います。


第一部では、まず、仙台市内陸部で被災した3人へのインタビュー映像「あなたは2011年3月11日をどのように過ごしましたか?」を上映し、次に、第1回のこえシネマで一部だけ上映した「あいだのことば」をフルバージョンで上映しました。

上映後のトークでは、「防災・減災に役立つことがたくさん映り込んでいる」といった声から、映像の中で震災について語る人たちに触発されてか、愛知で経験した震災当日の出来事を話す方や、「『あいだのことば』に出てくる日付を見ながら、自分はその日何をしていただろうかと思い出しながら見ていた。」といった感想が出ました。また、大阪から来たという方からは、「今日見た映像は、テレビで見てきたものとは全く違っていて、見ることができて良かった」という声もありました。

ゲストの小森はるかさんと瀬尾なつみさんは、震災後に東京から岩手県に移住して、小森さんは映像、瀬尾さんは絵と文章によって記録活動を行っているとのことで、会場では、瀬尾さんが「あいだのことば」に登場した陸前高田に住む女性の言葉を記録した冊子も配られました。

小森さんと瀬尾さんは、震災直後から現在まで記録活動を続けていることから、何度も自分たちの記録を見返すことで、防災や仮設住宅の暮らしに役立ちそうなことや、映っている人の表情とか背景から感じ取れることなど、改めていろいろなことが見えてくるといった話や、陸前高田に流れる時間と向き合い、その時間を記録に留めようとしている活動の様子などを話していただきました。


(後編に続く)

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